学生時代の私は、社会人の区分として『会社員』として働くことが全く想像できなかった。
将来何をしたい、○○系の会社に就職したいという要望はまったく浮かばなくても、嫌なことだけは分かるんです。
しいて言えば、医者?弁護士?というような会社という組織に属していなさそうな職業に就きたいということは明確に分かってました。
方向性が見つかった
そんなタイミングで『税理士』という肩書を持っているおじさまとお話しをする機会が巡ってきた。
アルバイト先にちょこちょこ来ていたおじさまがお茶をしていた席に同席することになり、私からどんなお仕事をしているか尋ねた。
『税理士』という職業があること、税金を計算して税務署に申告するという簡単な業務内容も教えてくれた。
計算・数字が好きで会社員になるイメージが湧かない私は、その場で税理士になることを決意し、行動に移しました。
※私は直感で動くタイプ。税理士がどんなものかほとんど調べていなかったと記憶しています。
勉強している時は楽しくて、頭の中は税理士になって活躍しているバラ色のイメージ。
勉強していて楽しかったのが『所得税』。所得税は個人事業主の確定申告に関連する法律。
法人(会社組織)の確定申告に関連する法律は『法人税』。全く興味なし。
税理士として企業の顧問税理士として仕事をするには法人税しっかり勉強しないといけないのに・・・
あれあれ・・・
会計士事務所に就職
学生時代に税理士になれないまま、会計士事務所に就職。
そこでは、個人事業主の確定申告の他、法人の確定申告、会社設立に関連する業務等、色々な業務を経験することができました。おかげで省庁への届出業務に不安を感じずに済んでいます。
1年目は初めての事ばかりで楽しく仕事ができたのですが、2年目になると楽しくない。ワクワクしない。
実際仕事をしてみると、毎年改定される税金の法律に全く興味が持てない。
計算・数字が好きだからと言って税金に興味があるかどうかは別の話だったのです。
会社員になる
会計士事務所で2年間働いた後、あることがキッカケで企業務めすることになりました。
会社員のイメージが湧かないとは言え、何をしたいか判らない人は起業することもできず・・・
収入を得る方法として、会社員になる(雇用される)しか私の選択肢はありませんでした。
会社員として働いてみると、税理士・簿記の勉強は大変役立ちました。
言われた仕事をこなすだけではすぐ飽きてしまうので、積極的に自分から仕事を見つけたり仕事を作ったりしていました。
それができたのも税理士を目指し、それに付随した経験をしたことからこそ。
仕事に対する自信
自分から仕事を見つけたり、仕事を作る理由は、周囲の人が少しでも効率的に仕事が出来るように、そして自分自身も楽にサポートしたかったから。
20代半ばで業務改善させてもらえ、周囲の人達からの評判も良かったことで、自分がやっていること・自分の能力に自信を持てるようになりました。
結果的に税理士にはなりませんでしたが、私の才能を発揮する方向・方法を知ることができたのは、進む方向を早めに修正することができたからだと強く確信しています。
見直しのタイミング
自分の才能を存分に発揮できる仕事をするのか、なかなか結果が出ないくても1度やると決めた仕事をやり続けるか、どちらを選ぶかはあなた次第です。
でもストレスを溜め込んで
・人間関係が上手くいかない
・体調を崩してなかなか回復しない
このような状況が続くなら、人生を見直すタイミングが来ていると思います。
一人で考え込まず、誰かに話を聞いてもらうことで頭の中が整理され、見直しの第一歩を踏み出すことができると思います。